会津中央病院で署名182名
私、いずみ囲碁ジャパンの職員、広報担当、杉原弘子です。内久根社長の下で働いています。
今般、署名運動の応援で福島県、会津中央病院へ同僚の鮫島さんとともに出張を命ぜられた
者です。
「えっ?なぜ病院ですか」と聞き直しました。
それはかなりハードルの高い宿題、待合室で待つ患者さん相手に署名を募るのだとか。
新幹線を乗り継いでどれくらいかかるのでしょう。
「雪国の方達が突然やってきた東京弁の人間に心を開いてくれるのだろうか」と思いました。
しかし・・・「いや、そんな事無理でしょう」と言っても困難が多ければ多い程、燃えあがる上司です。
30年以上前の住友生命時代から分かっています。
署名場所の待合室ではドキドキでしたが、やるしかない。
断られるのは仕方ないとしても苦情にだけはならぬよう、細心の注意を払いつつ、満面の笑みで
趣旨の説明をしていきます。
恐る恐る近づき、思いを訴えると以外な程、理解を示して下さる方が多いのに驚きました。
「亡くなったおじいちゃんがやっていた」とか「子どもが小さい頃、課外クラブでやっていた」とかほん
の数十秒のやり取りでたちまち打ち解けていきます。
中腰でお願いし続けたのでかなり無理な体勢でしたが、座った患者さんに上から目線ではなく、
下からお願いするにはこの姿勢しかありませんでした。
2日間で182名もの方々にご協力いただけ、嬉しい署名数となりました。
夕方、そろそろ片付けに取りかかろうとした頃に地元新聞社、福島民報の飛込み取材を受けました。
署名活動場所として協力いただいた会津中央病院は囲碁の大会等を通じ福島民報と長年おつき
あいがありました。
それも記事になった理由の一つだろうと心から感謝しました。
社長からは「福島行きまでは風邪引くな」と言われていました。
道路の積雪こそなかったものの、寒い会津若松でした。
でも人々の心はとても温かく充実した2日間となりました。
お昼を食べそこね、日暮れ時に食べたソースカツ丼は一生思い出に残る祝勝ランチとなりました。
福島民報の記事掲載は2016年3月11日、東日本大震災から5年たった日でした。