さくら国際高校訪問余話
18日。この日は今考えてみると、忘れられない日となった。会談はこちらからの「囲碁を教科に」と言うお願いだったが、先方は荒井学園長。遊佐副校長。黒田広報担当の陣立てで学園長の前向き姿勢を表す構成であった。この学校は「引きこもり、不登校児童」対象の学校。同行の井桁さんの「囲碁のコミニュケーションツールとしての役割」論は究めて適切。相手のこころをとらえたと思う。彼らは毎日子供とのコミュニケーションで苦労しているのだから。帰り際に「お時間を取らせまして・・・」のお礼挨拶くらいが私の出番だ。
「まあ私は83歳。このようにして学校、企業への飛び込み訪問をしています。みんなに
馬鹿ではないかと言われながら」。その時学園長が真顔で「日野原先生は105歳。未だ20年以上やらなければ」と。一瞬何故日野原先生が?。実は聖路加から早朝に連絡があったと言うのだ。新聞、TVの報道の前だ。学園長は日野原先生とは大変親しい関係にあったと。友人と言うには年齢差がありすぎる。可愛がられたというのが実際だろう。思うに日野原先生の生き方からみて荒井学園長のこの種児童のための学校を設立、運営していることへの敬意、評価があったのでは。生き方を教えられた忘れられな日となった。内久根