総合学習とは
「囲碁を小。中学校の正科に」の署名運動は昨年末11万6000名の成果をもって文科大臣あて陳情を行ったということは会報その他で報告されている通りです。その際松野大臣は、当面「総合学習に力を入れる」と明言されました。「岩盤にドリル」には遠いが、従来からすると「明言」されたということは前進と評価できると思います。そういいますと
「我々は「正課」を主張していたのに、総合学習では不満だ」という批判も多く寄せられています。
ただ我々は総合学習でも、もし全校で取り上げられれば、限りなく正課に収斂していくということで、当面妥協しているわけです。かって「全面講和か単独講和か」で国論が大きく割れたことがありました。理想論には遠いが一歩前進の現実論をとったわけです。
では総合学習というのはどんなものなのか。我々はその内容を勉強しそれへの対応を考えていかないといけないと思います。
いろいろ問題はありますが、その一つは「総合学習」は各学校の選択によるという点です。個々の学校を動かすということをしなければならない。おのずから学校当局は当然、地域の理解、PTAへのアプローチ等エネルギ-がいりますね。
もう一つの問題は伝統文化の中での囲碁の位置づけです。続。U