本因坊秀芳 紫綬褒章受章
井山裕太七冠誕生の熱気が冷めやらぬ4月28日、新聞各紙に春の叙勲が発表され、二十四世本因坊秀芳が紫綬褒章を受章しました。日本棋院で行われた記者会見には多くの報道陣が詰めかけ、市ヶ谷の本院は2週続けてのフィーバーとなりました。
「ついに自分もそんな年齢になったのですね。大変光栄です」「立派な章を頂いたからには、羽目は外せませんね」「これからは(改めて)責任感を持って、より自分を律していきたい」「棋士を50年以上やっていても、囲碁はわかりません。だから面白いのです」と、喜びを語っていました。
今回の紫綬褒章受章は日本棋院10人目で、これまでの受賞者は以下のとおりです。
瀬越憲作、鈴木為次郎、木谷実、岩本薫、高川秀格、坂田栄寿、藤沢秀行、大竹英雄、林海峰。(敬称略)
「本因坊秀芳囲碁さろん」では、6月19日に都内のホテルで祝賀会を催す予定です。
第17回 28年5月5日
酒巻忠雄(秀芳囲碁さろん)