(続)署名の先にあるもの
署名運動の先にあるもの。それは「1000万フアン作り」だと書きました。言うのは簡単ですが本当にそんなことが出来るのか。
生産性本部発表のレジャー白書によれば、H、26年度で250万。而も年々減少の頽勢。これを、反転させるだけでも大変だ。
一定期間(例えばオリンピックまでに)となれば、反転では間に合わない。V転でなければ。
それにはどんな対策が必要か。
白書の算出基準は「一年の間に碁会所に行ったことがあるか」というようなサンプリング、アンケートだという。ならば碁会所を増やすことが大事と言うことになるが、それだけでは難しい。不可能だ。
思うに我々は「碁会所」と言う概念を変えなければならない.のではないか。碁を扱うのは、在来の碁会所のみでなく学校の教室、カルチャーセンター、更には最近先進的な若者たちが試みているような青空教室もある。碁会所の壁、天井を取り壊さなければいけない。「碁会所を出よ!」という訳だ。それらをすべて包含するような概念を作らねば。「囲碁拠点」ではどうかという識者もいる。これを議論するだけでも大いに意味があるように思う。
もうひとつ「碁」とは何かも考えねば。近時、13路、更には9路、4路といろいろ試みている人もいる。更に進めると1路。流石にこれは碁とは言えない。どこからが碁なのか。
そこで考える。13路を全碁協の中できちんと位置付ける。1000万フアンづくりにはこれが必須のツールになるのでは。
13路を主張する論者にツールなどと言ったらそれは違う。それ自体が独立した存在だと叱られるかもしれないが。
私は13路は19路の前段階と考えるが、まあそれはどちらでも構わない。結果が出ればよいのだから。
もうひとつ重要なことがある。
1億総活躍とまではいかないが。(続)内久根