広報よりNO15 スーパーお母さん!! 川村 麻紗子
囲碁教室を開いている小学校に何とも頼もしいお母さんがいる。
ご本人の承諾を得ているのでご紹介する。
お名前を井上秀代さんと言う。
介護福祉の仕事を持ち、二女の母、長女は今年有名中学に入学し、全碁協の立派な会員だ。
囲碁教室の世話係を二年務めてくれたが、新しい担当者に代わっても殆ど毎回顔を出してくれる。
こども達は皆元気に見えるが、チョッとつまずいている子は休みが多くなり、顔を見れば直ぐ分る。
しかし、その原因までは中々分からない。
形に明るくなればと、プロの棋譜を覚えてくる宿題を出すことがある。
良く覚えてきていた子が急に休んだり、出て来ても元気がないのが気になっていた。
そんな時、井上さんから・・・・・
「碁が強いお父さんから教えて貰っていたが、最近仕事が忙しく、布石や詰碁の宿題が分からなくて、
つまずいている。とお母さんから聞いたので特訓してあげてください。」と言われ、とても助かった。
また、子供も親も熱心なのに、よく休む子がいて気になっていた。
やはり井上さんから「本当に体が弱いんですよ。」と言われ、出て来た時を大事にする様にしている。
この様によく気が付き、面倒見がよく、統率力のある人物が職場や学校、囲碁サロンや碁会所にも
必ずいると思う。
貴重で大切な囲碁普及員である。