100匹目の猿
ご存じの方もいるだろう。
宮崎県の一匹の猿が、海で芋を洗うようになり、その習慣が群れに広がった。
洗う猿が一定数を超えたとき、不思議なことに遠く離れた場所(大分県)でも、
同様の行為が見られるようになった、という話である。
この話の真偽はともかく、エッセンスだけ頂いておこう。
企画委員の政光氏が、毎週火曜夜、正会員の豪徳寺囲碁サロンで13路の碁会を
開催していること、本欄でも既にお知らせした。
1人、また1人と増えて、回を重ねること既に5回。常連も含め10名に届くように
なってきた。メンバーも初心者から県代表クラス、女性や外国人とバラエティーに
富んでいる。新宿や東京といった大きな駅ではなく、また駅前でもない碁会所で
起きているこの現象、小規模ながら、驚くべきことである。
この話に触発された、ある20代のインストラクター。先月アポなしで西日暮里の
碁会所に飛び込んだ。そして来週から毎週水曜、小中学生向けの教室が開講だ。
ビジネスマン向けの「朝囲碁」が盛り上がっていることも、既にお知らせした。
今朝は初めて名古屋でも開催されたそうだ。東名阪、点が線になってきた。
文字通り、朝からワクワクする話ではないか。
と言ってる私も、1つ主宰することになった。来週金曜から月2回、
「渋谷ビジネス教室」という、出来たばかりのビジネススクールを借りて
朝7時から行う。
この教室、ビジネススクールでは恐らく本邦初の、囲碁の科目がある。
「囲碁で鍛える経営力」 6月末実施予定だ。
そして先日、全碁協の賛助会員となった。仲間として大歓迎だ。
13路盤が4面あるビジネススクール。本棚には入門者向け囲碁本も並ぶ。
「趣味じゃない囲碁」の拠点として盛り上げていきたい。
企画委員 根本 明