今後を決める正会員総会
これまでは理事会が主となって全日本囲碁協会の進むべき方向を考えてきました。しかしこれからは、全会員――とくに正会員全員の協議によって方向の指針を決めていかなければなりません。その時機が来ています。
正会員はこの法人の中核です。それぞれ個別の問題を抱えているにちがいありませんが、そのなかで全碁協一体となって解決できる問題も少なくないでしょう。個別の問題の共通項をあぶり出し、解決のための努力目標を定めるには会員総会が最初の大きな一歩となるにちがいありません。
まず、情報交換。機関紙の第一号が、共通項設定に多少とも役立つものと思いますし、公益法人取得の目標にアプローチするための考える材料ともなるでしょう。
正会員への勧誘はこれからが本番です。理事会が努力するためでなく、正会員の方々もできるだけ輪を広げていくことを考えてみてください。
それらのことも、正会員総会での大きな議題となるものと思われます。
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なお、公益法人取得のためには、定款の一部を変更しなければならないそうです。それに関しては総会で改めて説明されることになりますが、他にも会員と社員との違いなど、法律上のややこしいことがさまざまです。これも、一歩一歩解決していかなければならない問題でしょう。