ランキング日記(38)徳島県10傑
本日徳島県から10傑メンバーが送られてきた。なぜ今日なのか。実は徳島県ではかって10傑を決めるような大会をしたことがないのでと最初は断られた。先方の相手は県連会長の高木純一郎氏。氏とは「囲碁を小・中学校の正課に」の署名運動を通じて大変親しくなっていた方だ。署名もうすこし頑張ってくれないかと言う私の要請に「徳島県は人口最小県。もう人がいない。代わりにスダチを送るから勘弁を」と大型ダンボールに大量のスダチを。周囲に配っても配っても配り切れない。一方人がもういないと嘆きながら、署名人口比ではあるが全国トップの成績を上げてくれた方だ。松野文科大臣室で全国状況を説明した時に、議員応援団で来ていた後藤田議員が思わず「なんだ徳島がトップか」と叫んだ。生涯忘れられない場面だった。横道にそれた。
順位戦が無ければ作ったらよいのではと厚顔の願いに氏は「来年の1月中旬に徳島新聞主催の「天元戦」がある。それを10傑戦とするからそれまでまってくれないかと。氏は本当に誠実な方だった。1月25日の徳島新聞同封で手紙が来た。囲碁欄に大きなタイトル。「臼杵さん初優勝。アマ天元10傑も決まる」と。更に解説で「初めて10傑を決める順位戦」と重ねて。徳島県の囲碁史に新たなる1ページが。高木さん有難う有難う。(内久根)
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