アンケート回答(9の1)
大沢完治正会員。
1)今の囲碁界は将棋に比し残念ながら退潮の一途をたどっているように感じ
られます。(1)子供達の現状。約20年以上前の「ひかるの碁」ブームの時に比べると囲碁に本気で取り組む子供たちが少なくなってきている。この背景はその教育環境の変化、習い事の多様化、若い親たちの囲碁に対する認識の稀薄さによると思われるが、何よりも囲碁関係者の囲碁に対する本質(囲碁の凄さ、素晴らしさ、難しさ)への切込みの不十分さも大いに関係しているような気がする。
(2)大人たちの現状。(2)-1.高年者(60歳以上)の入門教室―長寿化に伴う頭脳活性化(ボケ防止?)を期待して少しずつ受講者が増えている。しかし殆ど身に付かない人が多い。(2)-2.青年層、成人層ー従来囲碁人口の中核を占めてきた層で新しく始める人は殆どいない。これが大問題。趣味で囲碁を楽しむ層の崩壊が囲碁人口の減少の原因?