トリプル碁の面白さ!
前回、このコーナーでトリプル碁大会を紹介したところ、さっそく、私(大会実行委員会 及川 尚)の知り合いの外国人から連絡がありました。
この外国人は、象やライオン等が棲息する国から日本に来て4年の大使館勤務の方です。彼は母国で囲碁を知り、日本に赴任した時、あるきっかけから家族で私と囲碁を楽しむようになりました。その彼がトリプル碁をやってみたいと言ってきたのです。
彼と彼の奥さんと娘さんの3人を私の家に招きました。私の方は、囲碁友達の婦人とその娘さんとでトリプル碁のチームを作りました。いざ対局、こちらは6段の私、初段の婦人に、10級の娘さん。相手は2段の大使館勤務、15級位の婦人に、5級位の娘さん。
まず最初にルール説明(ルール確認)、「主将は娘さん、副将は婦人にしたら」の相手側の提案に同意。ここで、相手側からまたもや面白い提案が! 「主将の級位が低い方が先番にしたら?」 にこれも同意しました。
ゲーム開始。我が方の主将の第1手は天元、相手側の主将は3ー3と珍しいスタートとなりました。
このように、双方の合意があり囲碁本来のルールから外れなければ、如何様にも囲碁を楽しめるのが”トリプル碁の魅力”と思っています。そして、このように囲碁を楽しんでいる外国人はかなりいます。
皆さんにもぜひお勧めしたいところです。
国、人種、老若男女にこだわりを持たずに楽しめる囲碁を、もっともっと日本から地球上に広めて行きましょう!
全碁協の使命、目的である普及活動に皆様のご協力をお願いする次第です。
ここで前回「集客に良い」と思わず碁会所を運営する者の切なる気持ちを吐露してしまいましたが、どうぞ苦笑して聞き流して頂ければ幸いです。
大会実行委員会 委員長