行列の出来る碁会所
正会員の中に、南越谷の樋口純一郎さんという方がおられる。記念大会にはご自身の店を休んで、仲間とともに参加された。氏自身は「共同開催」ですから、僕はお手伝いに回りますと。こちらも手が足りない。遠慮などしていられない。
「弁当を運んでください」200個ともなると大変な量だ。しかも赤飯のせいかやたらに重い。うっかり持ったら腰をやられる。それを軽々と持ち上げ運ばれる。若い正会員もいるんですねー。
対局がないので、その間はいろいろと囲碁談義をしていた。その時氏が、ある会議で「行列のできる碁会所」と言うタイトルで講演をした」と。反応は?
一枚の名刺を出された。松本市にある「源智」という碁会所の「高尾」さんという方だった。おそらく、懇親の場で、感想方々自己紹介をされたのだろう。
私は即「樋口さんのご紹介ということで手紙をだしてよいですか」記念大会が終わって即松本へ手紙を書いた。樋口さんのお話に何か羨望的なものを感じたに違いない。なぜならば、即返ってきたきたHPでの申し込みの「囲碁への想い」。
「経営は年々苦しい。松本ではかって6店の碁会所があったが、今は私のところだけだ」と。将に孤軍奮戦といったところなのだ。だが、そのあとが素晴らしい。「でも、子供たち、或は初心者が見える限りは頑張ります」と。
私は入会お礼に「お互いに頑張りましょう」という以外になかった。全碁協が囲碁界の地方創生版になりうるか。