広報よりNO11 待たれる統一ランキング 川村 麻紗子
3月29日の日曜日、「第9回学研こども囲碁フェスタ」が、いずみ囲碁ジャパンで開催された。
三人一組の団体戦で、東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨木・群馬の一都六県から幼・小・中学生150名が参加した。
協賛の(株)学研から図鑑や児童図書の副賞と、全員に文房具がプレゼントされ子供達に人気の高い大会である。
ハイレベルのチャンピオンクラスから、有段・上級・中級・初級の5クラスに分かれて四回戦を競う。
その大会で信じられない事が起こった。
大石を取って勝ち名乗りを挙げた子が「僕ほんとうは2級なんだよ。」と・・・子供は正直だ。
驚いて、子供達が記入した対戦カードを見ると、18級と書かれている。
副将の子も「3級」と言うが申請は19級である。
三将も20級となっているが、「10級だ。」と言う。
子供たちの段・級は、教室や道場の責任者の申請を其のまゝ信じてクラス分けをしている。
初級クラスは、囲碁を初めて一年足らずの20級前後の子供たちのクラスである。
名のある道場の責任者が、何故この様な事をしたのか信じ難い。
子供達の教育にも決して良いことではない。
此処には過去にも、幾つかの教室からクレームが来て、注意した事があったが、今回のことは言語道断である。
この様な事が無くなる為にも、全碁協の統一ランキングシステムの確立が一日も早く望まれる。
5月には、全碁協主催の子供大会も開催される。期待したい。
会場風景