囲碁は何業種か
皆様は囲碁が、行政の分類では「娯楽」のジャンルに入っている事をご存知でしたか。私は知りませんでした。
一般的に、囲碁サロンや碁会所を娯楽施設として見られる事は理解できます。
しかし囲碁は古く中国では、士君子の嗜む「琴棋書画」琴・囲碁・書道・絵画の手を使う四つの芸術の一つとされ、わが国でも平安朝の文学に文人の嗜みとして登場しています。
そして囲碁は、深い感性と豊かな創造性が無くてはならない芸術・文化であり、思考力と忍耐力、思いやりが育まれる教育性の高いものであります。
6月25日、「今こそ・この問題を考えよう」と、全囲協理事で神田いずみ囲碁ジャパンのオーナー・内久根孝一氏の発案で、全碁協・菊地康郎理事長、桑原青人理事、広報委員長の私が、囲碁文化振興議員連盟・柳本卓治会長を訪れ第一回目の会談を行った。
柳本会長はこの春、日本棋院理事に就任しており、日本棋院にも話しかけ、次回は日本棋院棋士にも参加してもらうべく会談は有意義に発進した。
2020/6/26
全碁協広報委員長・川村麻紗子記
役員の方はのんきですね。今、碁会所はコロナ禍で未曾有の苦境に陥っています。「芸術・文化」など語る余裕はありません。内久根さんは金持ちで余裕があるのかも知れませんが3密の代表とも言える碁会所は来店客の激減で存亡の危機にあります。貴協会の前身が東京都囲碁同業組合であったことを思えば碁会所の立場で考えて下さい。どのような救済の途があるか会員を啓蒙して下さい。元院生の長井さんが旗を振ったクラウドファンディングは目標の500万円を集めました。私は「持続化給付金」、「埼玉県中小企業・個人事業主救済金」を申請し、すでに給付も受け一息ついたところです。今後、「家賃支援給付金」も申請する予定です。会員で著名な碁会所が私に申請方法等相談してくるケースもありました。本来、貴協会の役割ではないですか。それを「囲碁は何業種?」とはあきれます。会員の席亭が個人事業主であれば毎年、確定申告を行っており、その申告書や前述の給付金申請書には「業種」を書くことになっています。皆さんにとっては常識です。それより私が800人集めた「小・中学校の正課に」はどう決着をつけたのですか。ランキング運動は継続しているのですか。ホームページも2ヶ月以上、更新されない状態が続くなど組織運営はどうなっているのですか。今では早く脱退して良かったと思っています。繰り返しになりますがコロナウイルス感染症が続くならば碁会所はなくなります。どうかもう少し危機感をもって下さい。