これぞアマ!
週刊碁の連載 『これぞプロ!』
愛読されていた方もいらっしゃるでしょう。
いわばプロならではの“スーパープレー集”。
テレビではサッカーなどでお馴染みの人気企画です。
さて先日の全碁協発足記念大会。
正会員の方との対局中に、大石同士が攻め合いになりました。
私の1手負けとお互いに判断。ずっと放置したまま激闘が続き、
終盤にさしかかった時でした。
ふと、タケフでつながっている種石を自分でつげば
1手ダメが増えることに気づきました。
30年囲碁を楽しんできて、試合中にタケフをつないだ記憶が
ありません。プロなら一目なのでしょうが、我々には盲点でした。
そして終局直後に後ろから声が。
「よく気がつきましたね。」
なんと理事長がずっと見ておられました。
気配の消し方にびっくりです。
こんな、アマならではの「ウッカリ」や「好手」。
同じアマから「うん、わかるわかる」と共感をもらえること。
それを全碁協のトップアマが斬るのが、『これぞアマ!』。
身の回りのちょっとしたことを活用して、
キラリと光る人気コンテンツに育てていく。
全碁協が発信する媒体の中に、立候補させたいと考えています。
企画委員 根本 明